にげて さがして ヨシタケシンスケさん著

学校でのこと

子供が学校でクラスメイトとうまくいかなかったとき

親子とも精神的に助けられた本があります。

タイトルにある ヨシタケシンスケさんが描かれた

にげて さがして です。

にげて さがして

紹介

 私たちが生きる世界にはいろいろな人がいて、それぞれが違う感情や言葉をもっています。それらは自分だけのものなのに、大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、自分を大切にできなくなってしまう。
「逃げちゃダメ」と言われることが多い世の中ですが、どうするかは自分で決めていいし、自分で決めること。

「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもよいのではないか。著者のそんな思いが込められた絵本です。

にげて さがして、うごいて うごいて――
ラストは、あなただけの物語に続きます。

にげてさがして ヨシタケシンスケ(著/文) – 赤ちゃんとママ社 | 版元ドットコム (hanmoto.com)

ヨシタケシンスケさん

ヨシタケシンスケさんの著作といえば

おしっこちょっぴりもれたろう

あんなに あんなに

などの作品をよんだことがありました。

子供と一緒に笑えるものから温かい気持ちになって涙が浮かぶものまでありますが

1ついえるのは決して傷つけられることがないということでしょうか。

子供の出来事

イチ子について

我が家の第一子なのでイチ子と呼びます。

イチ子はとても真面目で繊細な性格です。

体も大きく成長も早かったので、幼稚園ではみんなのリーダー的存在で先生にも頼られていました。

先生の言うことを聞かない子に注意したりみんなに指示したり。

だんだん言い方がきつくなったり命令口調になったり、自分がみんなより偉いと勘違いしてる風もあったのでそのつど厳しく注意をしてました。

小学生になり

幼稚園と違って周りの子たちと明確に比較される場面が増えてきます。

たとえばイチ子はじっくり考えるタイプなので計算ミスは少ないけれどすべての問題を解き終わるのに時間がかかります。

音楽はずっとピアノをやってるので得意だけど図工でイメージを形にするのが苦手です。

それでも先生の言うことをしっかり聞いて行動できるので小さいグループの班長になりました。

グループの中に今まで出会ったことのないタイプの子がいました。

先生の言うことを聞かない、授業中歩き回る、注意されると殴ったり蹴ったりしてくる。

・先生の言うことを聞く

・先生が話してるときは静かにする

・相手が嫌がることはしない

これらを当然と思って生きてきたイチ子には衝撃だったようです。

ある日

二学期になったある日の朝、学校に行きたくないといいました。

理由は言いたくないけど嫌なことがある。

幼稚園も通して行きたくないというのは初めてのことだったので驚きましたが、

そういうことならとその日は欠席しました。

その夜安心したのか嫌なことを話してくれました。

例の子が殴ってくる、みんなで遊んでるとイチ子は抜けろ!と言ってくる。とのことでした。

先生には連絡帳に書いて伝え、イチ子には例の子が来たら離れたり痛いことしないでと言う、抜けろと言われたら言い返したら?

などと言いましたが、これは間違ったアドバイスでした。

ちなみに先生からの返信によると誰にでも他害行為をする、授業妨害をするなどで親御さんや主任先生も交えてずっと相談しているけれど解決に至らないとのことでした。

しばらくイチ子に聞いても大丈夫!しか言わなくなったのでその子の対象から外れたのだと思っていました。

本当に馬鹿な母親でイチ子には今でも申し訳なく思います。

一か月ほど経ったある日の朝学校に行きたくないと泣き出しました。

イチ子の気持ち

イチ子は、

なぜ自分が嫌なことをされるのに逃げないといけないのか。

嫌なことをしてくるひとが悪いのにどうしてこちらが対処しなければならないのか。

どうして先生もお母さんも相手の子を止めることじゃなくてこちらにこうしてみたら?というのか。

つたない言葉で話してくれたことは要約するとこんな感じです。

正直驚きました。

嫌な人、合わない人がいたら関わらずに離れればいい。

どうしたって分かり合えない人はいる。

これは今まで生きてきた経験からわかることでまだ一年生のイチ子にはわからないことだったのです。

そんなことも気づかずに追い詰めてしまったこと、反省してもしきれません。

どういう風に伝えたらイチ子の心に響くのか、悩んでいた時にこちらに出会いました。

にげて さがして

とてもやさしく子供にもわかりやすくかかれた内容はイチ子の心にも入っていきました。

あの子はそうなんだ。

にげることはわるいことじゃないんだ。と何度も何度も読んでいました。

特にイチ子の心に響いたのは

じぶんを かえないために うごいてもいい

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784870141537

という一文でした。

動くのに自分を変えない?とすごく考えていました。

私は、いつか出会う大事な何かが人かもしれないし本の中や映画の中かもと描いているところが特に好きです。

私にも悲しいとき、つらいとき、楽しいとき、幸せな時、何もないとき、何回でも観ている映画があります。

イチ子にも大切な何かに出会うためににげて さがして ほしいです。

それまでは親がしっかり守っていきます。

ちなみにその子は相変わらずなのでこんど先生とその親御さんと直接はなします!

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